誤飲
ドッグランで他のワンちゃんが遊んでいるおもちゃをランスが
横から颯爽と奪い、ご機嫌。
それが欲しかったリッチーはランスの隙をついて
そのおもちゃを強奪。
押すとピーピー鳴るこの手のおもちゃが大好きなリッチー。
一度咥えたら壊れるまで、ピーピーやる。。。
そう思い、執拗に追いかけてしまった私が悪かったのです、、、
取られてしまうと思ったリッチーは
おもちゃを半分飲み込み。
『やばいっ!!!!』と思った瞬間。
全てを飲み込んでしまったんです。
この時のおもちゃ↓私の手のひら位のサイズでした。

こんな大きなもの、まさか丸呑みできるはずないと思っていましたが
リッチーも取られまいと必死だったんでしょう。
飲み込んだ後、すぐに水を飲ませて吐かせようとしましたが
吐き出さず、病院へ。
4軒周りやっと診療時間外にすぐに見てくれる病院を見つけ急行。
飲み込んでから1時間後のことでした。
リッチーは苦しんでる様子もなくケロッとしていましたが
このおもちゃ、、肛門から出てくるなんてことは不可能なサイズ。
胃から腸に落ちてしまっては確実に詰まってしまうと
一刻も猶予がなく、かなり動転していました。
嘔吐を促す点滴をするも、ブツは出てきてくれず。
先生も可能な限り負担がない方向でと
限界量まで薬剤を注入してくれましたが
何度も、何度も嗚咽く姿が痛々しくて辛そうで。。
結局、7度の嘔吐でもブツは、出てこない。
大きくて喉を通らない。そう思っていました。
内視鏡で除去しますと治療法を変えていただき、
「20~30分で終わりますので」と言って手術室へ。
それが、1時間経っても、2時間経っても出てこない。
たまらず、看護婦さんに「どうなんですか?」尋ねると
「先生から説明があります」と奥の手術室へ通されました。
麻酔で寝ているリッチーの喉には人口呼吸器がはめられ
ピッピッツピッと心音を測るためのあの機械音。
愕然としてしまっている私に内視鏡を覗かせてくれた先生からの説明は
ブツを掴んでいるものの、大きすぎて途中つかえて出てこない。
このまま出てこなければ開腹しか手段はないとのこと。
ただ、もう少し頑張ってみますね。と言ってくださった先生。
神に祈る思い。というか本気で祈りました。
ドッグランから急行したのでランスと一緒に車で祈りました。
その10分後。看護婦さんが「出ました〜〜」と車に駆けつけてくれました。
なんと。先生本当にありがとう。
本当になんとか引っ張り出してくれたのです。
涙、涙の大騒動でしたが
麻酔が効きフラフラの状態で私の腕の中に戻ってきてくれたリッチー。
帰宅後も麻酔が効いているのかボ〜〜っとしていました。

皆で看病(ランスも心配そう)

本当に助けてくださった『なかがわアニマルクリニック』の方々、先生には感謝しています。
時間外の対応、細やかな説明。
なによりリッチーを待っている間、待合所でたくさんの飼い主さんたちに
励ましていただき利用者の質がこの病院の質を表している。と感じました。
今日、事故後の経過を見てもらいに再診していただき
少々懸念されていた肝臓の数値も元通りになっていたリッチー。
ランスの血液検査もお願いして、今後はここの病院をかかりつけに致します。
自分自身、病院嫌いなこともあり、
「ワクチンや注射なんてどこの病院でも同じ」と思っていましたが。
今日、ワクチン接種の際の細やかな説明や対応をしていただき
物言えぬからこそ、病院選びは大切なんだと痛感いたしました。
「こんなもんでしょ」と思って通院されている方がいれば
ぜひ他の病院の対応も確認してみることをお勧めします。
セカンドオピニオン、サードオピニオン
聞いてはいましたが本当に大切ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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